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清里の森 涼風祭 第4日目は大澤歩土テノール・コンサートでした
2018 / 08 / 17 ( Fri )
涼風祭も中盤。4日目の演目は、若手テノール歌手大澤歩土さんの
ソロコンサート。

開場直前の土砂降りスコールにはビックリしたが、開幕と同時にピタリと
雨が止み、薄日も射してきた。きっとどこかに虹がかかっているでしょう、
と歩土さん。彼は晴れ男にちがいない。

ご自身の紹介によると、小さい頃は清里で暮らし、自転車で“この辺り”を
走っていたのだとか。お父様は地元のイタリアンレストラン店主で
いらっしゃるが、アルファロメオの車にイタリア歌曲のCDを積み、少年は
それを聴いて育ったそうだ。そうか!だから「歩土さん」アルトならぬ
テノール歌手として立派に成長なさったのね、と納得した。

話しは一日前に遡りますが、前日の演目は太鼓&三味線。
太鼓は地面を伝ってくる地響きで文字通りお尻がビリビリする感じだった。
三味線はエレキギターのような硬質な、これまたビリビリ系。
そして今日は、大人の男性身ひとつ。骨太だけど耳に柔らかい声の音で
会場が包まれた。

テノールピアノ小

前半はイタリア歌曲・カンツォーネ集。トスティ、カンパネッラ、フォルヴォ、
マリオ、トスティ、ドニゼッティ(オペラ・アリア)。ほぼ全てが恋のうた。
歩土青年もイタリア留学中にカターニアの空の下を恋人と歩いたのであろうか
と想像しながらたのしく拝聴した。

二人の解説小

コンサート後半は(やはり清里在住の)福井マナさんのピアノ独奏で始まった。
パリに長く滞在したという彼女の選曲は、やっぱりフランス音楽の
ラヴェル「水の戯れ」、そしてドビュッシー「喜びの島」。
どちらも細かい軽やかなトリル連打が続くパッセージで、きらきら涼しげな音
が弾け、耳に心地よかった。

ピアノ独奏小

私たちには聴き慣れない「コレペティトール」というお仕事は、
歌い手への助言と伴奏をし、歌い手の譜読みや発声矯正、音楽への
理解を深める手助け、指導をするのだという。
歌い手にとってトレーナーのような欠かせない存在である。
小柄なマナさんも黒いドレスでたったひとりピアノの前に座り、譜メクリスト
もなしで演奏する姿が鮮烈でした。

ピアノ独奏のあとは再びテノール独唱。
清里の夏の夜空をイメージしながら歌うというドビュッシー「星の夜」が
印象に残った。
日本のうたも一曲、高野喜久雄作詞・高田三郎作曲「くちなし」。
これは歩土さんご自身のお父上様への思いも感じられた。

独唱小

最後はやっぱりカンツォーネでしめくくり。
アンコールは誰もがよく知る「帰れソレントへ」。碧い海、白壁の家々、
明るい陽光をイメージした。

最後の挨拶小


「テノール」の呼び名は「保つ」を意味するラテン語のtenereから
とられたそうで、「主旋律を保つ者」の意だそう。
歩土さん、これからも美しい主旋律を奏でて、熱いハートを届けて
ください。たくさんの方々に。(清夏)
15 : 36 : 15 | 感想文 | コメント(0) | page top
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