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2018 涼風祭の最後を飾った”ViVid"による華麗なる共演
2018 / 08 / 23 ( Thu )
秋風が吹き始めた涼風祭最終日は、ピアノ冨永愛子さんと、
マリンバ岩見玲奈さん女性ふたりのユニット“ViVid”による共演。

Vivid1.jpg

グランドピアノとそれに負けない大きさのマリンバがどんと鎮座する
舞台に、鮮やかな赤と黒の衣装で登場したおふたりは、音大時代からの
知り合いだそうだ。
オープニング、モンティ「チャルダーシュ」(チャルダーシュは
ハンガリー語で酒場という意味のチャールダに由来する)は、
ヴァイオリン演奏で馴染みの曲だが、これを鍵盤打楽器二種で
奏でるとどうなるか?
出だしの哀愁を帯びたゆっくりしたメロディーから早いテンポへ
切り換わると、なんとも小気味よいリズムが耳を打つ。おだんごに
髪を結った玲奈さんは、さながら厨房で踊りながら包丁をふるう凄腕
料理人だ。包丁ならぬマレット(ばち)をタッタカタカタカ振り下ろす
手先の速いこと速いこと!マリンバの管の下に見える足さばきも
軽やかで、楽しい気分が一気に盛り上がった。

Vivid2.jpg

MCはピアニスト愛子さん。
本日の裏テーマは“フィギュアスケートで皆に親しまれている曲”
だとか。頭の中が一瞬テレビ画面に切り替わり、今日のスケーター
たちはどんな舞を見せて(魅せて)くれるだろうとワクワクする。

2曲目はプロコフイエフのバレエ音楽「ロミオとジュリエット」より6つの
小品。この中の「モンタギュー家とキャピュレット家」は、
“のだめカンタービレ”でもおなじみだ。大編成のオーケストラ曲を
ピアノとマリンバだけで100人力、パワー全開で聴かせてくれた。

3曲目のリスト「愛の夢」は、浅田真央ちゃんがショートプログラムで
滑ったときの曲。流れるような旋律を(弦楽器なら細くヴィブラートを
かけるのだが)鍵盤をさざめくように小さく小さく連打して表現。
美しいの一言。

4曲目、5曲目はピアノソロで、ラフマニノフ「鐘」と「リラの花」。
冨永愛子さんは2008年東京音楽コンクールで優勝した時の曲が
ラフマニノフのコンチェルト1番だったと説明があった。
ずばぬけて大きな手をもち、沢山の音符を弾きこなしたラフマニノフ
の曲を得意とするというのだから凄い。
ちなみに「リラの花(=ライラック)」の花ことばは“青春のよろこび”
だそう。

Vivid3.jpg

6曲目、同じくラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」は映画や
ドラマにも使われたロマンチックな小品。舞台の袖から滑るように
マリンビストが現れ、うっとり聴いているうちに第1部が終わった。

休憩時間、序盤からの熱演でエネルギー消費したおふたりは、赤い
ドレスのまましばらくパッタリ倒れていたそうだが、第2部が始まる間際
慌てて着替えましたと爽やかなブルーの衣装で元気に再登場。

Vivid5.jpg

7曲目サンサーンス「死の舞踏」はキム・ヨナ選手が黒い衣装で
格好よく舞っていた曲。弾ける木琴の音色は激しく乱舞する
ガイコツの骨と骨とがコロコロカラカラと当たる音の様。

8曲目は没後100年になるドビュッシーの「月の光」。
9曲目「五木の子守唄による幻想曲」は玲奈さんのお母様(ピアニスト)
と音大同窓の西部哲哉氏によるマリンバとピアノのための曲で、
7月に初演、今回が2回目のお披露目だそうだ。
「守り子唄」五木のもの悲しいメロディー、柔らかな低音が心に響いた。

Vivid4.jpg

ラストは、ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」。舞台マリンバの横に
いくつもの打楽器が並べられた。楽器の王様といわれるピアノと、
“木”そのものが音階になっていて、メロディー、リズム、ハーモニーを
同時に奏でることのできる多彩なマリンバ、それに加え沢山の打楽器
で演奏されたラプソディ・・・はというと、
ピアニカ(!)が奏でるけだるいメロディーで始まり、その後はドラム、
シンバル、チャイム、どら、ラッパ、かね、トライアングル、もくぎょ、
カポカポ鳴るもの、ぐるぐる回しジーと鳴るもの、、、名前が分からない
のが次々登場。
抜き足差し足で“鳴りもの”に近づいてチャララ~と音を鳴らしたかと
思うと、次の瞬間にはマリンバの前で激しくマレットを操っている玲奈さん
の動作は猫のようにしなやかで、ライオンのように雄々しく、まさに
八面六臂の活躍ぶりであった。

Vivid7.jpg

会場をあっといわせ、万雷の喝采を得た演奏の後のアンコールは、
なんとパワーアップした「チャルダーシュ」。
ふたりが顔を見合わせ、いたずらっこのように笑みを交わしながら弾く
チャルダーシュは、まだまだイケイケな感じで、全くスーパーViVidな
若いふたりの息の合った迫力満点な演奏に脱帽であった。(清夏)

00 : 18 : 12 | 感想文 | コメント(0) | page top
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